人生には二律背反的なことが起こります。
AとBの両方を得たいのに、Aを選択するとBを失い、
Bを選択すると、Aを失う。
AとBの狭間で、行ったりきたり。
過去の自分の枠組みでは、答えがでない状況です。
なので、思考は堂々巡りを続けます。
この葛藤状態にいると、心は疲れてきます。
脱出ルートがわからない迷路にいて、
いつ出られるのかわからない。
先が見えないので不安になります。
不安は心のエネルギーをたくさん使うので疲れるのです。
葛藤とは、選択できない不安状態。
陰の世界です。
この陰の世界を極めると、陽に転じます。
陰を極めるとは、陰の世界との付き合い方を
マスターし、実践することです。
では、どのように陰と付き合えばいいのか。
それは、葛藤という心の揺らぎを大きく捉えること
からはじまります。
葛藤の裏には、
「新しい枠組みで選択すれば、新しい世界が開ける」
という希望(=陽)も存在しています。
新しい世界は、まだ見ぬ価値です。
心の奥底で求めている価値でもあります。
葛藤を大きく捉えるならば「新しい枠組み」を得る
最大のチャンスでもあるのです。
その新しい枠組みは、過去に答えがありません。
過去、自分がとおってきた道に答えを求めても
答えがでないのです。
つまり新しい枠組みを探し出す必要があります。
今までなら、読まないような本。
今までなら、行かないような場所。
今までなら、出あわないような人。
こういう過去の延長線上にない"出逢い"の中に
新しい枠組みのヒントが隠されています。
新しい出逢いの中に、新しい枠組みが生まれるヒントが
あるのです。
心は既に知っています。
新しい枠組みが必要だと。
葛藤が始まった時、心は自動的にその答えを
探しはじめるので、探すアンテナの感度は高くなっています。
なので、"今までならしない"ような機会が
偶然のように起こり始めます。
無意識(潜在意識)が常に探しているので、
意識の知らないところで、情報をキャッチしながら
選択をしています。
だから意識の世界では、偶然起こっているように感じます。
その偶然を、新しい枠組を見つけるチャンスと捉えることが、
陽転への道になります。
葛藤が始まった時、偶然起こるできごとに何かすこしでも
意味を感じたなら、それは心が自分に送ってくれている
『気づきなよ』という有難いメッセージなのです。
葛藤を経て見つかった新しい価値とは、結果であり、
葛藤のプロセスの中にいる"今"に本当の価値があるのです。

